舌下免疫療法|こめの公園前クリニック|名古屋市中村区のアレルギー科

こめの公園前クリニック:内科・呼吸器内科・アレルギー科

愛知県名古屋市中村区大正町3丁目38-1

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舌下免疫療法

舌下免疫療法

アレルギーの原因となっているアレルゲンを少量から体内へ投与していくことで体をアレルゲンに慣らし、アレルギーを和らげることを「アレルギー免疫療法」と言います。

舌下免疫療法もその中のひとつで、舌の下に少量のアレルゲンを投与し、その量を徐々に増やしていくことで体を慣れさせていき、やがてアレルギーを緩和していく治療法です。

対象となる方

スギ花粉症(スギ花粉が原因の季節性アレルギー性鼻炎)の方、ダニアレルギー(ダニ抗原による通年性アレルギー性鼻炎)の方が対象です。
治療を行うにあたっては血液検査でアレルギーの診断を確定する必要があります。

※ぜんそくの症状がひどい、妊娠している、口腔内に傷や炎症がある、ステロイドや抗がん剤を使用している方は受けられません。

効果について

実際に効果があるかどうかは、1~2年後に判明すると言われています。効果が確認できれば、4〜5年ほど治療を継続します。効果があれば、アレルギー症状が軽減、あるいは長い間にわたり抑えられるようになります。
なお、舌下免疫療法はすべての方に効果があるわけではなく、根治する方は10~20%程度で、全体の70~80%の方に程度の差はありますが有効と言われています。

できるだけ早い段階(5歳から投与できます)で免疫療法を試みて特定のアレルゲンに対するアレルギー反応が抑制されると、ほかのアレルゲンに対してもアレルギー反応を起こしにくい傾向が見られます。

治療について

服用方法

1日1回、アレルゲンとされるスギ花粉あるいはダニの成分が含まれる錠剤もしくはエキスを舌の下で1~2分ほど保持した後に飲み込みます。

初回の服用は、副作用の確認も必要なので、医師の指導の下で行います。問題がなければ2回目以降は自宅で服用します。なお、スギ花粉症の患者様が行う場合は、スギ非飛散期の6~11月の時期に開始する必要があります。

少量から服用し始め、徐々にアレルゲンの成分を増やしていき、その後決められた一定量を数年間にわたって継続していきます。

注意事項

口の中の浮腫、かゆみ、不快感や喉の刺激感、耳のかゆみなどが報告されており、開始直後、または1か月以内に起こることが多いです。 ほとんどは軽症で短期間のうちにしだいに改善します。重症になるとアナフィラキシーなどの症状が出ることもありますが世界的にみても舌下免疫療法によるアナフィラキシーはまれです。 万が一このような症状がみられたら速やかに担当医師にご相談ください。

治療は保険適応となりますが5歳からの適応となり、5歳未満の小児には治療は行えません。

詳細について

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